質問です。
「あなたの身長は5セント硬貨(直径約2センチ)くらいに縮み、体重もそれに比例して減った。ただし、密度は元のままです。そして、ミキサーの中に投げ込まれました。60秒後にミキサーが回り始めます。どうしますか?」
いきなり失礼しました。
この質問は、Googleの面接で実際に出題された問題です。
Googleでは、「?」となるような質問が実際に行われます。
意図としては、「思考プロセスを図るため」と言われています。つまり「考えの手順」を話すことが重要とされているってことですかね。
とまぁGoogleの話をしましたが、今回はそんなGoogleが舞台となった「インターンシップ」をご紹介します。
前置きはこのくらいで、いってみよ〜〜〜!
「インターンシップ」はどんな作品?
「Google本社」で撮影が行われた!
監督は、ショーン・レヴィ。「ナイト・ミュージアム」シリーズや、ライアン・レイノルズ主演「フリー・ガイ」を手がけた監督。
最近では、R指定映画の興行収入でトップを走っていた「ジョーカー(2019)」を抜き去り、歴代1位となった「デッドプール&ウルヴァリン(2024)」を手掛けている。
ちなみに今作に出演もしており、お昼寝ポッドで寝ている男性を演じています。
制作、原案、脚本、主演を務めるのはヴィンス・ヴォーン。もうひとりの主演にオーウェン・ウィルソン。息のあった2人の「ウェディング・クラッシャーズ」以来、7年ぶりとなる共演作品。
撮影はGoogle本社で行われ、同社の共同創業者である「セルゲイ・ブリン」が本人役で出演している。
ユニークなデザインのGoogle本社内部が見られる貴重な作品です!
スタッフ・基本情報
監督 | ショーン・レヴィ |
脚本 | ヴィンス・ヴォーン ジャレッド・スターン |
制作 | ヴィンス・ヴォーン ショーン・レヴィ |
製作国 | アメリカ |
日本公開日 | 劇場未公開 |
上映時間 | 120分 |
ジャンル | コメディ |
「インターンシップ」サブスク配信状況7社
動画配信サービス | 配信状況 |
---|---|
U-NEXT | ◯ |
Hulu | ◯ |
Netflix | ✕ |
Amazonプライムビデオ | ○(レンタル) |
Disney+ | ✕ |
DMM TV | ◯(レンタル) |
【TSUTAYA DISCAS】 | ○ |
配信状況は変更の恐れがあります。各サイトで確認をおすすめします!
「インターンシップ」主な登場人物
ビリー・マクマホン…ヴィンス・ヴォーン
ニックの相棒で長身の中年。ニックと行うセールストークはピカイチ。
お調子者の感じがするが、非常に責任感が強い。
チームに迷惑をかけたことで、1度インターンを辞めようとするも…。
ニック・キャンベル…オーウェン・ウィルソン
ビリーの相棒で金髪の中年。ビリーと行うセールストークはピカイチ。
プレイボーイな感じがある。Googleの社員、ダナ・シムズに一目惚れする。
最初は見向きもされないが、優れたコミュニケーション能力で徐々に距離を縮める。
ライル・スポルディング…ジョシュ・ブレナー
Google入社4年目の若手社員。ビリーとニックのユーモアに興味を持ち、インターン採用を推す。
インターンのチームリーダー。
Google社のダンスインストラクター、マリエレナ・グティエレスに片思いをしている。
ダナ・シムズ…ローズ・バーン
Googleの美人社員で独身アラサー女性。
ニックからのアプローチを華麗に断り続けるが、「今までしそびれた、10年分の最低のデート」を理由にデートを約束する。
常に仕事を抱えている。
グレアム・ホートリー…マックス・ミンゲラ
ビリーやニックの、ライバルチームのリーダー。非常に嫌味なやつ。
チーム内でも常に威張っており、勉強だけできて、人に嫌われるタイプ。
勝つためなら手段を選ばない。
セルゲイ・ブリン…セルゲイ・ブリン
Googleの共同創業者。
本人役でカメオ出演している。場面は最後のほう。
ビリーとニックが「ボス」と呼ぶ水色のシャツを着た人物。
「インターンシップ」あらすじ
営業トークの腕は天下一の中年セールスマン、ビリーとニック。だが、アナログ気質の彼らの会社は、デジタル時代のあおりを受けて倒産してしまう。路頭に迷うふたりは、ビリーの提案でGoogleのインターンになることを決意。何とか面接を合格するが…。
「Filmarks」より
「インターンシップ」見どころポイント(ネタバレ注意)
以降ネタバレを含みます。
今作を一言で言うなら、「ユーモアの重要性を体現した映画」。
リーダーシップって、もちろん技術や知識も重要だと思うけど、ユーモアのセンスもかなり重要だと思う。
後述で1冊の本も紹介しますが、ユーモアの効果は科学的にも認められていて、アメリカのスタンフォード大学に「ユーモア・ビジネス」という授業があるほど。
本作は、その「ユーモア」に焦点を当てられ、コメディ要素豊富でとても観やすい作品。
スカッとする映画が好きな人にはとてもおすすめ!
それでは、ここからは僕が厳選した「見どころポイント3つ」紹介してきまーす。
序盤はかなり場違いだが…
時計のセールスマンだったビリーとニックだが、突然会社が倒産し、職を失った。
倒産理由は、デジタル化によるもの。スマホの普及により、時計を必要がなくなったため。
40歳半ばで職を失った2人は、途方に暮れる中、「Googleのインターンシップの募集」を発見する。
ものすごい行動力で応募し、見事に合格を勝ち取った。
しかし山場はここからで、完全なアナログの中年2人が、IT企業の最高峰に行く。
とんでもない場違い。周りには、超エリート大学出身の若い人ばかり。
それでも腐らないビリーとニック。セールスマンとして培った、「コミュニケーションスキル」を遺憾なく発揮する。
例えプログラミングができなくても、チームをまとめるリーダー的立場で、存在感を示していく。
機械的な人よりも人間性
「あなたの身長は5セント硬貨(直径約2センチ)くらいに縮み、体重もそれに比例して減った。ただし、密度は元のままです。そして、ミキサーの中に投げ込まれました。60秒後にミキサーが回り始めます。どうしますか?」
記事の冒頭で出したGoogleの質問ですが、ビリーとニックはこう答えている。
「じっとしている。ミキサーの販売経験からどんなに性能が良くても、11時間が稼働の限界」
現実的な回答を面接会に突きつける。
この回答に対する採用者側の判定は、ほとんどが不採用。
しかし、1人だけ将来性を期待して、奇想天外な発想の持ち主の2人を推す人物が現れる。
ユーモアがあり、人間性が溢れる2人だったから推したんだと思う。中年という不利な状況の中、それを社会で培った経験値としてアドバンテージにすることができた。
機械的な回答だったら間違いなく、不採用一択だったと思う。
ユーモアは最強の武器である
先ほど、スタンフォード大学に「ユーモア・ビジネス」の授業があるといいました。
ユーモアは、周りを明るくすることはもちろん、緊張をほぐしたり、勉強効率を上げたり、アイデアが出しやすくしたりとさまざまな効果が期待できます。
そして本作では、ビリーとニックが「ユーモア」を用いた、リーダーシップを発揮しています。
最初は、チームのメンバーからもお荷物扱いを受けるビリーとニックだが、「コミュニケーション能力」と「ユーモア」で、チームをまとめていく。
それに引き換え、ライバルチームは、圧力をかけるようなリーダーで、独裁政権のような状態。
どちらがいい仕事が出来るか。どちらが仕事のやりやすい環境かは、目に見えるほどにわかりやすい。
ちなみに「ユーモアは最強の武器である」という本が実際にあり、ユーモアの効果とユーモアの使い方が学べる1冊。
メンタリストDaiGoさんもおすすめしている1冊です!
「インターンシップ」感想・まとめ
Googleの本社が観られる作品。
Googleの内部やインターンシップに関する描写もとても興味深い内容です。
ニックとビリーのテンポの良さも魅力的で、飽きずに見ることができます!
スカッとするストーリーで、非常に面白いので、ぜひ1度観てみてくださーい!
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