そんな方のために、本記事ではバットマンの映像作品を見る順番をご紹介します。
1940年代の連続活劇から最新作『THE BATMAN-ザ・バットマン-(2022)』まで、網羅的にわかりやすくまとめました。
はじめてバットマンを見る方も、シリーズを復習したい方も、この記事を読めば、自分に合った「バットマンの見る順番」がきっと見つかります。
本記事では、シリーズごとに作品を分類し、テーマ別にわかりやすく解説します。
『バットマン』シリーズは「ダークナイト・トリロジー」から!
結論として、『バットマン』シリーズは数多く作品がありますが、シリーズごとに視聴していくのがベストです。
中でもはじめての方は、クリストファー・ノーラン監督の『ダークナイト・トリロジー』3部作を視聴するのがおすすめです。
映画としての完成度が高く、バットマンの原点と苦悩が描かれているため、どんなシリーズにもつながる基本を押さえられます。
次に視聴するなら、ティム・バートン監督作品やDCEU作品などで他のバットマン像を見比べると、それぞれの演出や世界観の違いがより楽しめます。
その後、各時代ごとの映画やドラマシリーズも見ることで、バットマンの歴史と進化をしっかりと理解できます。
『バットマン』シリーズ特徴
バットマン作品はその膨大な数だけでなく、作品ごとに演出スタイルや世界観が大きく異なる点が最大の特徴です。
重厚でシリアスな路線から、ユーモアに富んだポップな作風まで、さまざまなアプローチで描かれるバットマンの姿は、どの世代にも訴求力があります。
アクション映画としての爽快感だけでなく、ヒーローの葛藤や人間味に触れられるのも大きな魅力です。
そんなバットマンシリーズは、以下のカテゴリーに大別できます。
- 実写映画シリーズ
- レゴバットマン関連
- 実写ドラマシリーズ
- アニメ映画シリーズ
- アニメシリーズ
次の章では、実写映画シリーズ・実写ドラマシリーズ・LEGOシリーズを詳しく紹介します。
※アニメ・アニメ映画シリーズは、非常に数が多いため割愛します。
『バットマン』シリーズ一覧
ここでは、『バットマン』シリーズの作品ごとに、簡単な情報を一覧にしました。
この一覧表では、カテゴリー別に整理し、バットマン役やキャストなどを一目で確認できます。
カテゴリー | 作品名 | 日本公開年 | 上映時間 (放送日程) | バットマン役 | その他キャスト |
---|---|---|---|---|---|
連続活劇 | バットマン(1943) | 未公開 | 全15章 | ルイス・ウィルソン | ロビン(ダグラス・クロフト) Dr.ダカ(J・キャロル・ナイッシュ)ほか |
バットマン&ロビン(1949) | 未公開 | 全15章 | ロバート・ラウリー | ロビン(ジョニー・ダンカン) ヴィクトリア・ヴェイル(ポニ・アダムス)ほか | |
劇場版 | バットマン/オリジナル・ムービー(1966) | 未公開 | 105分 | アダム・ウェスト | ロビン(バート・ウォード) ジョーカー(シーザー・ロメロ)ほか |
ティム・ バートン版 | バットマン(1989) | 1989年 | 126分 | マイケル・キートン | ヴィッキー・ベール(キム・ベイシンガー) ジョーカー(ジャック・ニコルソン)ほか |
バットマン リターンズ(1992) | 1992年 | 126分 | マイケル・キートン | キャットウーマン(ミシェル・ファイファー) ペンギン(ダニー・デヴィート)ほか | |
ジョエル・ シュマッカー版 | バットマン フォーエヴァー(1995) | 1995年 | 121分 | ヴァル・キルマー | リドラー(ジム・キャリー) トゥーフェイス(トミー・リー・ジョーンズ)ほか |
バットマン&ロビン(1997) | 1997年 | 125分 | ジョージ・クルーニー | ロビン(クリス・オドネル) Mr.フリーズ(アーノルド・シュワルツェネッガー)ほか | |
ダークナイト・ トリロジー | バットマン ビギンズ(2005) | 2005年 | 140分 | クリスチャン・ベール | レイチェル・ドーズ(ケイティ・ホームズ) ラーズ・アル・グール(リーアム・ニーソン)ほか |
ダークナイト(2008) | 2008年 | 152分 | クリスチャン・ベール | ジョーカー(ヒース・レジャー) トゥーフェイス(アーロン・エッカート)ほか | |
ダークナイト ライジング(2012) | 2012年 | 165分 | クリスチャン・ベール | キャットウーマン(アン・ハサウェイ) ベイン(トム・ハーディ)ほか | |
DCEU | バットマン vs スーパーマン(2016) | 2016年 | 151分 | ベン・アフレック | スーパーマン(ヘンリー・カヴィル) レックス・ルーサーJr.(ジェシー・アイゼンバーグ)ほか |
ジャスティス・リーグ(2017) | 2017年 | 120分 | ベン・アフレック | ワンダーウーマン(ガル・ガドット) スーパーマン(ヘンリー・カヴィル)ほか | |
ザ・フラッシュ(2023) | 2023年 | 144分 | ベン・アフレック/マイケル・キートン | フラッシュ(エズラ・ミラー)ほか | |
マット・ リーヴス版 | THE BATMAN-ザ・バットマン-(2022) | 2022年 | 176分 | ロバート・パティンソン | リドラー(ポール・ダノ) キャットウーマン(ゾーイ・クラヴィッツ)ほか |
THE BATMAN-ザ・バットマン-2(2027) | 未定 | ‐ | ロバート・パティンソン | アルフレッド(アンディ・サーキス) ジェームズ・ゴードン(ジェフリー・ライト)ほか | |
実写ドラマ | 怪鳥人間バットマン(1966〜1968) | 未公開 | 全3シーズン・全120話 | アダム・ウェスト | ロビン(バート・ウォード) バットガール(イヴォンヌ・クレイグ)ほか |
GOTHAM/ゴッサム(2014〜2019) | 未公開 | 全5シーズン・全100話 | ダヴィード・マズーズ(少年期) | ゴードン(ベン・マッケンジー) ペンギン(ロビン・ロード・テイラー)ほか | |
LEGO シリーズ | LEGOムービー(2014) | 2014年 | 100分 | 山寺宏一(声) | エメット(森川智之) ワイルドガール(沢城みゆき)ほか |
LEGOバットマン ザ・ムービー(2017) | 2017年 | 104分 | 山寺宏一(声) | ロビン(小島よしお) ジョーカー(子安武人)ほか | |
LEGOムービー2(2019) | 2019年 | 107分 | 山寺宏一(声) | エメット(森川智之) ワイルドガール(沢城みゆき)ほか |
それぞれ作品ごとに紹介していきます。
連続活劇(1940年代)
- バットマン(1943)(全15話)
- バットマン&ロビン(1949)(全15話)
このシリーズは、戦時中のプロパガンダや冒険活劇の要素が強く、現在のバットマン像とは大きく異なる描写が特徴です。
バットマンが初めて映像化された記念碑的シリーズでありながら、各作品に独自の雰囲気があります。
バットマン(1943)(全15話)
初の実写映像化作品。
アメリカ政府の命を受けて、日本人悪役Dr.ダカと戦う連続活劇。
プロパガンダ色が強く、今日のバットマン像とは大きく異なるが、映像作品としての出発点。
バットマン&ロビン(1949)(全15話)
犯罪組織“魔術師”と戦う物語。
コスチュームやバットケイブなど、後の定番要素の原型が見られる。
劇場版(1960年代)
1960年代のテレビドラマ『怪鳥人間バットマン』の世界観をそのまま劇場に持ち込んだ作品です。
明るくユーモラスなトーンと、カラフルでポップな演出が特徴で、シリアスなバットマン像とは異なる魅力が楽しめます。
バットマン/オリジナル・ムービー(1966)
アダム・ウェスト主演のテレビシリーズ『怪鳥人間バットマン』の劇場版スピンオフ。
わざとらしく大げさなユーモアと、バットモービルやロビンとのコンビネーションが見どころ。
往年のファンにも人気がある作品です。
ティム・バートン&ジョエル・シュマッカー版(1989〜1997)
バットマン(1989)
このシリーズは、それぞれの作品でトーンが異なります。
バートン版はゴシックで重厚、シュマッカー版はカラフルでポップな路線が特徴です。
ティム・バートン監督による再始動作。
ゴシックな雰囲気とダークなビジュアルで、バットマン映画のトーンを一新。
ジョーカー役のジャック・ニコルソンが圧倒的存在感を放つ。
バットマン リターンズ(1992)
ティム・バートン監督が続投。
キャットウーマンやペンギンといったダークなヴィランたちが登場。さらに幻想的かつ哀愁漂う作風に。
バットマン フォーエヴァー(1995)
ジョエル・シュマッカーが監督を引き継ぎ、ポップでカラフルなビジュアルに一新。
リドラーとトゥーフェイスが敵として登場。
バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲(1997)
シリーズで最もエンタメ路線に振り切った作品。
Mr.フリーズとポイズン・アイビーが登場し、ファミリー向け要素が強化された。
ダークナイト・トリロジー3部作(2005〜2012)
リアル志向の演出とドラマ性の高さで、ヒーロー映画の枠を超えた名作と称されるシリーズです。
ヒース・レジャー演じるジョーカーは特に高評価を得ています。
バットマン ビギンズ(2005)
クリストファー・ノーラン監督による「ダークナイト・トリロジー」3部作の1作品目。
バットマン誕生の背景と、彼の内面に焦点を当てたリアル志向の作風が特徴。
ダークナイト(2008)
クリストファー・ノーラン監督による「ダークナイト・トリロジー」3部作の2作品目。
ヒース・レジャー演じるジョーカーが圧倒的な狂気を見せ、ヒーロー映画の枠を超える作品として高い評価を獲得。
ダークナイト ライジング(2012)
クリストファー・ノーラン監督による「ダークナイト・トリロジー」3部作の完結。
ベインによる都市支配とバットマンの復活を描き、壮大なスケールのドラマが展開される。
DCEU作品
このシリーズではユニバース形式が採用され、スーパーマンやワンダーウーマンといった、別世界のヒーローと繋がっています。
ベン・アフレック版のバットマンは成熟し、やや荒々しい印象です。
バットマン vs スーパーマン(2016)
DCEU(DCエクステンデッド・ユニバース)シリーズの中の1作(シリーズ2作品目)。
ベン・アフレック演じるバットマンとスーパーマンが対峙し、両者の信念と葛藤が交差する。
ジャスティス・リーグ(2017)
スーパーヒーローたちが集結し、世界を守るために協力する作品。DCEUシリーズ5作品目。
バットマンはリーダー的役割を担い、ユニバース構築の中核を担う。
ザ・フラッシュ(2023)
マルチバースを扱い、異なる世界線のバットマンたちが登場。DCEUシリーズ12作品目。
過去作品との繋がりも描かれ、ファン必見のクロスオーバー作。
マット・リーヴス版
- THE BATMAN -ザ・バットマン-(2022)
- THE BATMAN Part II(2025年予定)
若きブルース・ウェインが探偵的に事件を追う、新たなスタイルのバットマン。
犯罪サスペンス色が濃く、ビジュアルと音楽も秀逸です。
THE BATMAN -ザ・バットマン-(2022)
マット・リーヴス監督、ロバート・パティンソン主演。
若き日のブルース・ウェインが探偵として事件を追うサスペンス色の強い作風。
THE BATMAN-ザ・バットマン-2(2027年予定)
前作の続編として製作中。
詳しいストーリーなどは未発表です。
実写ドラマシリーズ
ブルース・ウェインの幼少期など、映画では描かれない、過去の部分が補完できるのがドラマシリーズの魅力です。
怪鳥人間バットマン(1966〜1968)
バットマン(アダム・ウェスト)とロビン(バート・ウォード)が活躍するカラフルでユーモラスなドラマ。
子ども向けながらも大人も楽しめるテンポの良さとユーモアが魅力。往年のファンに人気の作品です。
GOTHAM/ゴッサム(2014〜2019)
若きジェームズ・ゴードン刑事を主人公に、ゴッサム・シティの腐敗と犯罪の台頭を描く。
少年時代のブルース・ウェインや、若き日のペンギン、リドラーなども登場し、ヴィラン誕生の過程が深掘りされます。
LEGOシリーズ
ユーモアとポップさが魅力のシリーズ。
バットマンの“孤独でこじらせた性格”をコミカルに描いており、家族で楽しめる作品です。
LEGOムービー(2014)※バットマン初登場
レゴの世界を舞台に、ヒーローや市民たちがユーモアと冒険に満ちたストーリーを展開。
バットマンは脇役ながら強烈なインパクトを残す存在として登場します。
LEGOバットマン ザ・ムービー(2017)
本作は、ソロ主演となったレゴバットマンが主人公。
ユーモラスな演出の中に“孤独”と“絆”というテーマがしっかり描かれています。
親子や仲間との関係に悩むバットマンの姿が印象的です。
LEGOムービー2(2019)
前作から5年後を描く続編。
バットマンは出番こそ少ないものの、シリーズらしい皮肉たっぷりな存在感を発揮。
家族や友情がテーマになった温かい作品です。
【無料あり】『バットマン』シリーズ見るなら「U-NEXT」がおすすめ!
バットマンシリーズを視聴するうえで、どの配信サービスを選べばいいか迷っている方には「U-NEXT」が特におすすめです。
『バットマン』と検索しただけでも60件がヒットしました。
作品のほとんどが、見放題で見ることができます(一部レンタル作品あり)。しかも無料で見ることも可能です…!

今回紹介した作品を、TSUTAYAやゲオで借りようとすると、単純計算で2,000円くらいかかります。
ですがU-NEXTなら初回登録で「31日間無料トライアル」を実施しているので、実質無料で見ることが可能です。
- 作品数が豊富:実写映画、アニメ映画、レゴ作品、スピンオフまで幅広く取り扱い。
- 無料トライアルあり:初回31日間無料で試せるので、気軽に複数のシリーズを見比べられる。
- フルHD〜4K対応の高画質:バットマン作品のダークな映像美をしっかり堪能できる。
- 字幕・吹替どちらも選択可(一部除く):好きなスタイルで視聴可能。
- 雑誌・コミックも充実:映画とあわせて原作コミックも楽しめるのが魅力。
アクション、サスペンス、ダークファンタジー……多彩な魅力を持つバットマンシリーズを、U-NEXTなら一挙に楽しめます!
よくある質問(FAQ)
- Q初めてバットマンを見るならどこからがおすすめ?
- A
クリストファー・ノーラン監督の『ダークナイト・トリロジー』3部作がおすすめです。
リアルでドラマ性が高く、バットマンの原点が描かれ、ジョーカーやトゥーフェイスなどおなじみの敵キャラも登場します。
- Qすべての作品がつながっているの?
- A
数多くの映像作品がありますが、多くがシリーズで独立しており、それぞれの世界観で展開されています。
主なシリーズ:
- Q子どもと一緒に楽しめるバットマン作品は?
- A
『LEGOムービー(2014)』や『LEGOバットマン ザ・ムービー(2017)』のLEGOシリーズや本記事では割愛しましたがアニメシリーズなどは、明るくポップな作風で家族向けにおすすめです。
- Qバットマンの俳優はなぜ作品ごとに違うの?
- A
シリーズごとに設定や世界観が異なるため、主演も変わります。それぞれの俳優が異なるバットマン像を演じています。
作品ごとのバットマン役は以下のとおりです。
カテゴリー 作品名 バットマン役 連続活劇 バットマン(1943) ルイス・ウィルソン バットマン&ロビン(1949) ロバート・ラウリー 劇場版 バットマン/オリジナル・ムービー(1966) アダム・ウェスト ティム・
バートン版バットマン(1989) マイケル・キートン バットマン リターンズ(1992) マイケル・キートン ジョエル・
シュマッカー版バットマン フォーエヴァー(1995) ヴァル・キルマー バットマン&ロビン(1997) ジョージ・クルーニー ダークナイト・
トリロジーバットマン ビギンズ(2005) クリスチャン・ベール ダークナイト(2008) クリスチャン・ベール ダークナイト ライジング(2012) クリスチャン・ベール DCEU バットマン vs スーパーマン(2016) ベン・アフレック ジャスティス・リーグ(2017) ベン・アフレック ザ・フラッシュ(2023) ベン・アフレック/マイケル・キートン マット・
リーヴス版THE BATMAN-ザ・バットマン-(2022) ロバート・パティンソン THE BATMAN-ザ・バットマン-2(2027) ロバート・パティンソン 実写ドラマ 怪鳥人間バットマン(1966〜1968) アダム・ウェスト GOTHAM/ゴッサム(2014〜2019) ダヴィード・マズーズ(少年期) LEGO
シリーズLEGOムービー(2014) 山寺宏一(声) LEGOバットマン ザ・ムービー(2017) 山寺宏一(声) LEGOムービー2(2019) 山寺宏一(声)
- QDCEUと他の作品の違いは?
- A
DCEUはユニバース(世界観共有)型のシリーズ。
単体作品ではなく、他のヒーローと共演しながら、バットマンが描かれます。
まとめ:自分に合った『バットマン』の世界を見つけよう
『バットマン』シリーズの見始めにおすすめなのは「ダークナイト・トリロジー」3部作です。
シリーズ屈指の完成度を誇り、映画としての評価が非常に高いです。
しかしバットマンは、作品・シリーズごとに世界観やトーンが異なります。
ダークで重厚な「ダークナイト・トリロジー」、ポップでエンタメ性の高い「LEGOシリーズ」、より内面を描く「実写ドラマ」などそれぞれに魅力があります。
さらに、登場人物の描き方やストーリーの深さも作品によって異なり、バットマンというキャラクターの多面性が際立ちます。
バットマンはただのヒーローではなく、孤独や葛藤を抱える「人間としての強さと弱さ」が魅力でもあります。
多様なバージョンがあるからこそ、見る人それぞれの価値観や興味にフィットする作品がきっと見つかるはずです。
自分のライフスタイルや好みに合わせて、見る順番や作品を選べるのがこのシリーズの大きな強みです。
自分の好みや視聴スタイルに合わせて、ぜひ最適な順番でバットマンの世界を楽しんでみてください。
コメント