【映画】「42 〜世界を変えた男〜(2013)」あらすじ・キャスト・サブスク配信状況7社・感想

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42 世界を変えた男 スポーツ

MLB(メジャーリーグベースボール)やNPB(日本プロ野球)では、偉大な成績を残した選手の背番号は、本人しか付けられない欠番となることがあります。

そんななかメジャーリーグで「全球団永久欠番」という偉業を成し遂げた人物がいます。

それは、ブルックリン・ドジャース(現/ロサンゼルス・ドジャース)に所属した「ジャッキー・ロビンソン」です。

彼の付けた「42番」は、MLBで唯一、全球団永久欠番になっています。

そんなジャッキー・ロビンソンの実話を元に作られた今作「42 〜世界を変えた男〜」を紹介していきまーす!

とまぁ前置きはここらへんで、いってみよ〜〜

「42 〜世界を変えた男〜」はどんな作品?

監督は、脚本家として主に活躍する「ブライアン・ヘルゲランド」。主な脚本作品は、ケヴィン・スペイシー主演「L.A.コンフィデンシャル(1997)」やショーン・ペン主演「ミスティック・リバー(2003)」。

脚本は、監督同様「ブライアン・ヘルゲランド」

主演は、大腸がんのため43歳の若さでこの世を去った「チャドウィック・ボーズマン」

代表作は、ティ・チャラ/ブラックパンサー役の「アベンジャーズ」シリーズなど。

出演には、「スター・ウォーズ」シリーズや「インディ・ジョーンズ」シリーズなど数多くのヒット作品に出演する「ハリソン・フォード」

またジャッキー・ロビンソンに対する多くの暴言、野次を飛ばす、フィリーズの監督ベン・チャップマン役には、「アラン・テュディック」

彼は、声の出演が非常に多く、ディズニー映画「シュガー・ラッシュ(2012)」を機にすべてのディズニー映画に声優として起用されている。

スタッフ・基本情報

監督ブライアン・ヘルゲランド
脚本ブライアン・ヘルゲランド
製作トーマス・タル
製作国アメリカ
日本公開日2013年11月1日
上映時間128分
ジャンルスポーツ

「42 〜世界を変えた男〜」サブスク配信状況 7社

動画配信サービス配信状況
U-NEXT
Hulu
Netflix
Amazonプライムビデオ
Disney+
DMM TV
【TSUTAYA DISCAS】
2024年10月現在

配信状況は変更の恐れがあります。各サイトで確認をおすすめします!

「42 〜世界を変えた男〜」主な登場人物

ジャッキー・ロビンソン…チャドウィック・ボーズマン

黒人だけの「ニグロリーグ」でプレーする野球選手。レイチェル・ロビンソンの夫。

ブルックリン・ドジャースのGMである、ブランチ・リッキーに「野球選手として」高く評価される。

その後、黒人選手初となる「ブルックリン・ドジャース」の傘下への入団が決定し、メジャー昇格を目指す。

↓ブルックリン・ドジャースのニューエラキャップ!

ブランチ・リッキー…ハリソン・フォード

ブルックリン・ドジャースのGM(ゼネラルマネジャー)。

黒人野球選手の能力を高く評価している。入団させれば、戦力アップ出来ると確信している。

そこで多くの黒人選手の中から、ジャッキー・ロビンソンが選出される。

レイチェル・ロビンソン…ニコール・ベハーリー

黒人野球選手初のメジャーリーグ昇格を目指す、ジャッキー・ロビンソンの妻。

献身的に彼を支え、いつでも味方でいる。

「42 〜世界を変えた男〜」あらすじ

1947年。ブルックリン・ドジャースのGM、ブランチ・リッキーは、周囲の反対を押し切って黒人選手、ジャッキー・ロビンソンと契約する。白人しかおらず、周囲の全てから敵視される中、彼は屈することなくプレーをし、自らの存在を証明していく。

「Filmarks」より

「42 〜世界を変えた男〜」感想

以降、ややネタバレを含む感想になります。

黒人差別のえぐさがヤバい。

「グリーンブック」とかでもひどかったけど、もっとひどい気がした。

でも彼のメジャーリーグでの活躍のあと、「人種差別の禁止となる法律」ができたり「ニグロ・リーグ(黒人だけのリーグ)が無くなったり」した。

まさに「世界を変えた男、タイトル通りだと思った。

とまぁここからは「見どころ感想」3つ紹介していきます!

我慢、我慢、我慢。そして背番号「42」。

野球のプレー、実力で見返す!

ニグロリーグで野球をプレーするジャッキー・ロビンソンは、ブルックリン・ドジャースのGM/ブランチ・リッキーにスカウトされる。

ジャッキー・ロビンソンは、ブルックリン・ドジャースの傘下とマイナー契約を結び、黒人選手初となるメジャーリーガーを目指すことになる。

しかし1945年当時は、人種差別が横行し、世間や白人選手からはとてつもない避難を浴びる。

地域によっては、「黒人と白人が一緒にプレーしてはいけない」。逮捕されるところまであった。

野球の試合中も、「故意にボールを当てられたり」「施設に泊まれない」「白人観客による野次・ブーイング」など、さまざまなところで差別行為を受ける。

それでもジャッキー・ロビンソンは、ブランチ・リッキーの言葉「やり返さない勇気」を胸に、野球選手として、忍耐強くプレーし続けた。

そして迎えた1947年ブルックリン・ドジャースは、ジャッキー・ロビンソンと契約。背番号「42番」を付ける。

「42」の背中がかっこよすぎた!!

もうメジャー昇格までずっと我慢。ヘルメット無しで頭部へのデットボールとか下手すると死んじゃうよ。

いろいろ序盤はきついところがあるけど、後半になるにつれジャッキー・ロビンソンが憧れの人物に変わっていくのが、最高にほっこりする。

白人とか関係なしに子どもたちからの人気が強いのも、こっちまで嬉しくなってきた。

成績で見返す。誰よりも周りを黙らせることが出来ることだと思いました。

さらに彼に影響を受けた黒人少年が、メジャーリーグで活躍するなど、多くの人に「夢」と「希望」を与えた。

リッキー会長の偉大さ

耐え抜いたジャッキー・ロビンソンもすごいけど、黒人選手を入団させたリッキーも偉大。

先ほども記述したように、1945年当時の人種差別は恐ろしいものです。

トイレが「有色人種専用」と「白人専用」があり、観客席も「有色人種専用」と「白人専用」で分かれている。

とにかく接触自体を避けるのが当たり前だった。

白人だけでプレーをしているメジャーリーグへ黒人選手の昇格は、ありえないことだった。

それを破壊したのが、GMのブランチ・リッキー。

しかし、そのための犠牲も図りしれず、チームメイトはトレードで放出。ジャッキーがオープン戦で打率「.625」打っても昇格が叶わない、など順風満帆ではない。

それでも諦めず、ジャッキーを支え続けたリッキー会長も「世界を変えた立役者」。

ハリソン・フォード最高かよ!

野球を愛し、球団を愛す「ブランチ・リッキー」を見事に演じている。

今では当たり前だが、選手を「白人」と「黒人」として見ないで、「1人の選手」として見る。

良い成績が出れば使う。これをやってのけた素晴らしい人物。

「子」は「親」を見て育つ

「子供は親をしっかり見ていると」強く思うシーンが、観ていて考えさせられる。

ブルックリン・ドジャースの遊撃手(ショート)を守るリースは、ファンから脅しの手紙が届く。

彼は、「普通に野球がしたい」とブランチ・リッキーに相談をした。

するとリッキーは、3つのファイルを出した。そこにはジャッキーの「ファンではない人」からの手紙がとじられていた。

手紙の内容は、ほとんどが脅迫。ジャッキーはもちろんそのことを知っていた。

それでも野球をするために、手紙には目をつむり、我慢を続けていたことをリースは知る。

そして、「ブルックリン・ドジャース」と「シンシナティ・レッズ」のビジターでの1戦。

レッズファンから「お前などいらない」「球団から出ていけ」など野次がジャッキーに向けられた。その中には、親のマネをして言葉を発する少年もいた。

守備についたリースは、野次を聞き、ジャッキーのもとに近づく。そして彼はジャッキーと肩を組み、「野球をしよ」と声を掛ける。

続けてリースは、応援に駆けつけた家族に「自分がどんな人間なのかを知らせたい」と言い、ジャッキーに感謝の気持を伝えた。

最後「明日はみんなで42番をつけよう。見分けがつかない」と言い、ジャッキーの元から離れた。

「これからを見据えたリース」と「差別を続ける親」

どちらの子供が時代に適応していくかは、一目瞭然。

リースの肩組みまじでかっこいい。

ジャッキーの辛さを知ったからこそ、出来た行動。その裏には、リッキーの存在もまたでかい。

一気に社会は変わらない。でもリースのような人が「1人、また1人」と少しづつ変化が与えると感じた。

「42 〜世界を変えた男〜」まとめ

「☆5/☆5」。満点だね!最高の映画だった。

野球好きはもちろん、いろいろな人が観るべき作品。

ジャッキー・ロビンソンのメジャーデビューがなければ、今現在ももっと「人種差別」がひどかったかもしれない。

彼の功績は、後世に引き継いでいかなければならないと思った!

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